間違ってたの・・・?
反抗期疑惑の我が家の小僧。
昨日の朝、ふとあることで昴の心に気づきました。
うちのマンションは、マンション内の共有部分は犬を歩かせてはいけないことになっており、玄関の外からマンションを出るまでは、犬は抱っこするなりキャリーに入れて運ぶなりしなければなりません。
なので、いつも外に出るときは玄関でリードをつけ、抱っこして出かけるので、昴はそれをよく覚えており、リードをつけて抱っこされるまで、自分で玄関の外に出て行こうとはしません。
しかし、この日。
朝、出勤しようとするダンナに妙にすがりつく昴。そしてついにドアを開けたダンナの脇をすり抜け、外へ飛び出してしまった。
もちろん慌ててダンナが追いかけ、とっ捕まえてきましたが、その後何故かしばらく玄関ドアの前から動かない。
その行動で、ワタクシは気づいた。
昴は外へ行きたいのだ。いや、散歩にはそれなりに行っていたから、外に行くだけではなくて、外で思い切り誰かと遊びたいのだ。
そこでワタクシは、昴の大好きなトーマスのお母様に電話をかけた。
運良くその日はフジタ先生によるトーマスのレッスンがあると言うので、それに一緒に参加させていただくことにしたのだ。ワタクシも昴の反抗期疑惑のことで先生に相談したかったし。
トーマス母さまは、レッスンの時間よりも早く来てトーマスと遊んだら?、とおっしゃってくれた。その好意に甘えさせていただき、昼前にはトーマス宅に。
もうすんごかった。
何がって昴の興奮が。トーマスと一緒に散歩に行く昴は、ほとんど二本足で歩いていたような気がする。
トーマスと会うときの昴はいつだってものすごい興奮状態だけれど、この日は久しぶりに会ったせいか、鼻血噴きそうなほどの興奮だ。
最後にはトーマスのほうが疲れてダウンしてしまった。ごろんと横になってほとんど反応すら出来ない状態のトーマスに、昴はそれでもしつこくアタックを繰り返す。
ちなみに。
この日の朝も昴は言うことを聞かなかったので、ご飯を食べていなかった。
そのせいか、トーマス宅でおやつをもらう昴はいい子でコマンドに従う。このわがままヤローめ・・・と思っていたワタクシに、やって来たフジタ先生はこう告げた。
「ご飯を食べないとか、まだ少し軟便気味だということは、昴の体調がまだ悪い証拠かもしれない。一概に反抗期だと決め付けないで、まずは体調が悪いかもしれないと考えて」
反抗期だと決め付けていたワタクシはショックだった。
だけど確かにいつもの半分以下のご飯しか食べなくても平気そうな顔をしていたり、イマイチゆるいウンチだったり、テンションが低かったりしている昴。病院ではもうどこも悪くない、と言われていたけれど、人間だってどこも悪くなくても何となくだるい、ということはあるし。
しかしながら、動けないわけじゃない。こちらのコマンドに従うときもあるのだから、やらない時はわかっていてわざとやらないのも確かで。
昴的には「えー、だるー。別に今おやつ欲しくないし、お座りとかめんどくせー」という気持ちなのかもしれないが、それは言い方を変えれば昴は我々をリーダーとは本気で思っていない、なめてかかっているということではないのか。
「まだ帰りたくなーい!」と叫び続ける昴を無理矢理車に乗せ、家に帰って少しだけお散歩へ。
外での昴はすごくいい子だった。嬉しそうに笑ってワタクシのコマンドに何でも従った。
けれどやはり家に帰るとむすっとした顔をして、いうことを聞かなくなる。
この日の夜はご飯を食べたけれど、次の日の朝・・・要するに今日もまた朝はご飯を無視した。何も変わっていない。
しかし、今日昴のレッスンにやって来たフジタ先生はまたも昨日と同じことを言う。
確かに今日の昴のウンチは相変わらず少々ゆるかったし、実は昴は下痢になる前から鼻炎というか、鼻をフガフガやったり、くしゃみを連発したりということを繰り返していたため、昨日から抗生物質を飲み始めている。
この抗生物質は腸内細菌も殺してしまうため、まだしばらくユル糞が続くかもしれない・・・ということで、昴の体調は未だ不安定なまま。
「しばらくは訓練もやめて優しく労わってください。体調がよくなっても言うことを聞かないようなら間違いなく反抗期なので、そうしたらビシビシいきましょう」
先生はそう言った。
ワタクシは正直落ち込んでいる。
反抗期だと決め付けた自分。昴の具合など何も悪くないと決め付けた自分。飼い主失格なのかも・・・と思った。
幸い、先ほどから昴は食欲が戻り始めたようで、ご飯も食べたし(ただしいつもの半分の量)、その後もご飯を欲しがって我々の側をウロウロとし、夕飯を食べる我々に「くれくれ」とすがりつく。もちろんコマンドもバッチリ従う。
このまましばらく様子を見ることにする。ご飯は少しずつ増やしていって、今の昴にちょうどいい量を見極めよう。
このまま元の昴に戻るといいなあ。
ちなみに、今日もまたトーマスと遊んだ。
今日はうちのダンナがお休みだったので、初めてトーマスと母さまをうちにご招待した。
しかし、今日ハイパーだったのはトーマスのほう。初めての家がそんなにも楽しかったのか、うちじゅうを歩き回り、いろんなものをいじくり倒す。昴も興奮してうるさかったけどね。
我々はそんなトーマスが可愛いので別段気にならなかったが、トーマス母さまはハイパーなトーマスに疲れ果て、早々にお帰りになられた。
トーマスが帰ってしまった後の昴は、ゲージで珍しく泣きまくり。家中をウロウロし、玄関ドアのところでずっとお座りするなど、明らかにトーマスを捜していた。
その後、この話をしたらフジタ先生は「昴はトーマスに恋煩いですね」と笑って言った。
恋煩いって・・・昴もトーマスもオスだよ・・・。
カンベンしてくれ昴。どうせならショコラちゃんに恋煩いしろよ。
↑調子が戻ってきたのか、久しぶりにデンタルコットンボールで遊ぶ昴。
本日の名犬度。回復の兆しか。+10。
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コメント
昨日は本当にお世話になりました。 トマのいたずらをただただ笑って見ていてくださり・・
昴、元気になってきた様で、良かったですね^^ 安心しました。
昴、トマをつれて帰ってしまってごめんね。 目に浮かびます。 新しいオーブンレンジで、おやつ作って待っているから・・、いつでもおいで!
投稿: トーマス母 | 2005年9月 2日 (金) 16時58分
昴くん、具合悪かったのかもしれないのね。。
これと同じようなことがウチにもありましたよ。
でも、私もただの反抗だと思っていましたよ~。
でも、具合が悪かったのかもなのね。。。
そんなことぜ~んぜん考えなかったわ。(バカ飼い主!)
昴く~ん、早く具合良くなっていい子に戻ってね。
投稿: バルのママ | 2005年9月 2日 (金) 20時47分
こんばんは。
昂君、まだ本調子じゃないのかもしれませんね。
うちのすばるの場合はあきらかに反抗ばかりしてますけどね。
サキさん落ち込まないで下さいね!
教えて下さった無視作戦実行してみます。
以前も無視作戦をやった事があったのですが、甘い部分がありました。
アドバイスありがとうございました。
投稿: すばる姉 | 2005年9月 2日 (金) 21時37分
トーマス母さま
いやいや、こちらこそありがとうございました。
興奮した昴がうるさくてすみません。すんごい鳴いてましたね。
トーマスが楽しかったなら幸いです。まだトマも若いですからね。いたずらもするでしょう。
昴の調子は上り調子です。あんなにむすっとしていた昴も、超笑顔が戻ってまいりました。
じゃ、今度は昴をトーマス宅でお泊り保育させますので、どうぞよろしくお願いします(笑)
投稿: 真島サキ | 2005年9月 3日 (土) 15時49分
バルママさま
スバルくんもその昔、今の昴と同じ状態だったことがあったんですか。
あ~、なんだか心強いです。ワタクシだけじゃなかったんですね。
食欲は戻りつつあるんですが、まだ一度にたくさんの量を食べることは出来ないようです。
だけど、あまりに空腹状態にしていると余計胃液を吐いて胃を荒らすし、どうしたらいいんでしょうね。
まあ、本人の機嫌がよくなってきたのは、体調もよくなってきた証拠かもしれませんね。
投稿: 真島サキ | 2005年9月 3日 (土) 15時52分
すばる姉さま
今回はやけに回復に時間がかかっています。そこまで悪かったのですかね。
でもやはりわがままになってもきているようです。だってジャーキーやササミは食べるのに、ドッグフードはそっぽ向きますから。
噛み癖直しの方法、すばるくんに有効だといいですね。いや多分きくと思いますけど。
結局のところ、どんな方法でも最後は飼い主の気迫と真剣さが必要なんだと思います。
ワタクシなど、生後2ヶ月半のチビチビだった昴に鬼のような態度でしつけました。そのおかげで昴の噛み癖は1週間でよくなりましたよ。
すばるくんの幸せは飼い主であるすばる姉さまが握っていらっしゃると思います。可愛いすばるくんのためにも、厳しい態度で接してあげてください。
きっと見違えるほどの名犬になると思います。だってすばるくんは愛されてるもの!
投稿: 真島サキ | 2005年9月 3日 (土) 15時59分