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2006年4月 1日 (土)

人生最大の危機

実は昨日、これまでの人生で体験したことのない出来事に遭遇しました。
きっともう一生こんなことはないと思います。それほどの事態。

昨日は天気もよかったので、昴を連れて少々長い散歩へと出かけたんですよ。
で、何の気まぐれか、普段は行かない山のほうへと足を向けてみたのです。
昴はそういう土の匂いがする、自然いっぱいの場所へ行くと野性の血が目覚めるのか、とにかくアホのようにはしゃぎまくります。
興奮しすぎて、チョークチェーンで首がギリギリ絞まるのも気にせずに走り回る昴。辺りには我々以外の人の気配はない。
そんな時に事件は起こりました。

突然、昴がピクッと何かに反応しました。何かを警戒するようにジッと山の奥を見つめています。
「?」と思ってワタクシもそちらを見ると・・・何やらガサガサと音が・・・。

「!!!!!!」

その瞬間、本当に声が出ませんでした。
驚きすぎて体が硬直するって本当にあるんだなあ、とどこか他人事のように考えてしまいますが、そんなことをのん気に言っている場合ではありません!

そこから現れたのはなんと、イノシシ!!!

どどどどどどうしよう。死んだフリすればいいのかな。いやそれはクマだ。違うよクマに死んだフリしたって通用しないってテレビでやってたよ。いや今はクマの話じゃなくてイノシシだって!
そんなアホみたいなことが頭の中を新幹線より早く駆け抜けますが、この場を切り抜ける方法は何一つとして浮かんできません。
あまりに予期しなかった出来事に、頭のほうもシステムエラーを起こしまくっているようです。
イノシシのほうも突然目の前に現れた人間にびっくりしているようで、お互いに見つめあったまま動けないでいます。ピーンと張りつめた緊張感が場の空気を支配しますが、どちらかがちょっとでも動けばもう終わりです。

しかし、最初に動いたのはワタクシでもイノシシでもありませんでした。

「ガウガウガウッ!!!」

激しく吠え立ててイノシシに向かって行ったのは、他の誰でもない昴でした。
リードを振り切ってイノシシへと突っ込んでいった昴は、イノシシの鼻や足へと攻撃を繰り返します。驚きと痛みに怒り狂ったイノシシの反撃を食らって吹っ飛んでも、決してひるむことなく立ち向かっていきます。
こんな昴の姿を見たのは初めてです!甘ったれでへたれだと思っていた昴の勇敢な姿。そこには縄文時代から脈々と受け継がれる荒々しくも勇敢な猟犬の血が見えたのです。

しかし、いくらイノシシ狩りの血を引く犬であっても、昴1頭じゃ無謀にも程がある!このままじゃイノシシにやられちゃう!!
どうすればいいんだろう。ワタクシは当然ながら武器らしいものは何一つ持っていない。もう昴をかばって自分が飛び出すしかないか・・・。
そう思っていた矢先、昴のあまりの迫力に気迫負けしたイノシシは、ほうほうのていで山の奥へと逃げ帰っていきました。
完全に興奮している昴はそれを追いかけて行こうとしましたが、ハッと我に返ったワタクシは慌てて昴のリードを踏んで昴を引き止めました。

「昴、もういいよ。もういいから!!」

そう言って必死に昴を抱きしめると、ようやく昴の興奮も収まったようです。
昴の身体はイノシシの牙で傷つけられて血まみれでした。こんなになりながらも必死でイノシシと戦った昴。
それはワタクシにとって、忠犬ハチ公やタロとジロよりも遥かに尊い、世界最高の名犬の姿だったのです―――。











・・・・・って

2006040101_2
↑そーんなわけないじゃーん!!

嘘ですよ嘘!だってほら、今日は何の日?
いくらなんでもさあ、住宅街であるうちの近所にイノシシが出るような山なんかないですよ!市内にはタヌキが出る山はあるけど、うちの近所じゃないし。
それにいくら取っ組み合いに慣れてるからって、都会育ちで箱入りな昴がイノシシなんかと戦えるわけないじゃん!
一度こういうネタを書いてみたかったのですよ。
年に一回しか使えないネタですからね。他のネタよりも優先して書きました。

というわけで、木曜日に遊んだシンバのお話は次回書きます。ごめんねシンバ。
というか、昨日から全然ココログが繋がらなくてブログが更新できなかったんですよ。なんかずーっとシステムトラブル起こしてるらしくて。いい加減にしてよニ×ティさんよ!!(怒)

本日の名犬度。一生かかったってイノシシと戦えるような犬になんかなれやしない。±0。

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コメント

だと思ったさ。途中から。
神戸じゃあるまいし、町田に猪って聞いた事ないしさ。
いや~、でも昴っちもバロンも、もし万が一そういう状況になったら一体どんな行動に出るのか、物凄く興味はありますね。

投稿: Jakaranda | 2006年4月 1日 (土) 11時36分

あほくさー 3分の1騙されたくやしー
どこの山に入ったのかよーく考えりゃ山なんか無い
舗装路ばっかりジャン ったくもうー
メールに写真を添付しました 枚数が多いから届いたかしらね?

投稿: 4丁目のフジタ | 2006年4月 1日 (土) 11時58分

ああ、あっけにとられて乾燥してしまった私の涙を返してください。
そうですよねー
いのししなんて出ませんよねー
なのに、あの住宅地にイノシシが!?とマジでドキドキした私はアホです。
うちの近所にタヌキも出たしなって関係ないし。
目指せ名犬日記に素晴らしいエイプリルフールねたでした。
16日、サキさんは必ずてるてるぼうずと風除けの祈祷をしてきてくださいね(笑)
柴犬のなずなちゃんも参加なのでただいま昴、バロン、コタ、ぽんず、なずなの5匹です。あと茂吉くんというワンコも参加できそうです。うちにリンクはってあるから見に行ってみてくださいね♪

投稿: ちゃん吉 | 2006年4月 1日 (土) 12時13分

な~んだ!  昴の怪我まで心配して損しちゃったよ。  このネタ、トリビアに投稿してみたら?  でも、イノシシはまずいよね。

そういえばさ~、先日小川で起きた逃走犯捕まったの?  保育園近辺でしょ、あの事件!  まあ、緑区のほうの住人のようですが・・・。  

投稿: トーマス母 | 2006年4月 1日 (土) 21時50分

え、ウチのような田舎でもイノシシなんてお目にかからないのに?って思ってしまいました。
やっぱり途中まで騙されてました。
今日は4月1日だったのね。
すっかり忘れてました。
でも、そういう状況になったらどういう行動に出るのかは興味ありますね。
多分、八雲は怖くて飼い主の後ろに隠れるだろうなぁ。

投稿: バルママ | 2006年4月 1日 (土) 23時38分

しまった・・・半分くらい騙された・・・。そーよね、流石にイノシシは無いですわな。
あ、実は私も町田市在住ですが、ウチの近くでハクビシンは見たことありますよ。住宅街の道路をてってって~と横切って行きましたわ。
意外と身近に自然はありますなぁ。

投稿: コカ | 2006年4月 2日 (日) 00時25分

途中まで読んだ時点で、旦那に「昴くんがイノシシやっつけたってさぁ!」って鼻の穴ふくらまして得意げに言っちゃった…
柴犬仲間としてとっても誇らしかった!

あまりにも鮮やかに騙されたぁ。
私って単純(笑)
なんだか昴くんの顔も私を笑ってるような。
来年はリベンジしちゃうからねっ!

投稿: ようこ | 2006年4月 2日 (日) 23時05分

サキさん!北海道の人間だって読んでんですからね!
こっちは札幌の近郊だってクマが出てるんですからオーバーラップさせてしまったでしょうが。
アイヌ犬の保存会ではクマを目の前にして犬たちがどうするか毎年実践してるんですよ。
一度すばるさんを山に連れて行ったところ
匂いをかぎながらどんどん山に入っていきました。今日のサキさんの記事のように。
昴くんも是非やってみてください。
本当に犬相変わりますよ。
血は眠ってます!

投稿: すばるの相棒 | 2006年4月 3日 (月) 10時54分

Jakarandaさま

くっくっく。「途中から」なわけですね(ニヤリ)
途中まででも騙されてくれたことに、ワタクシ大満足ですわ。
まあねー、地元の人間は「イノシシ」って出てきた段階で「はぁ?」とか思っても不思議じゃないわけで。
実際にイノシシに遭遇したら・・・昴もバロンも都会っ子なので、戦うのは無理でしょうね。
危険なのは、バカ昴がイノシシすらも自分の友達だと勘違いしやしないか・・・ということなのですが。
・・・怪しい。

投稿: 真島サキ | 2006年4月 3日 (月) 13時45分

4丁目のフジタさま

うちの周辺はM市の中心街で、山なんかありゃしないです。
そんなことはよくご存知のはずなのに、それでも3分の1騙されてくれて嬉しいですわ(笑)
ワタクシ、この手のホラが大好きなもので、来年はどんなホラを吹こうか、今から楽しみであります。

はい、メール届きました。写真もありがとうございます。
早速次回の記事で写真を何枚か使わせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。

投稿: 真島サキ | 2006年4月 3日 (月) 13時48分

ちゃん吉さま

うひゃひゃひゃひゃ!ちゃん吉さんのような素直な方がいるから、この手のホラはやめられんのです(笑)
ワタクシ普段はあまり嘘もホラもつきませんが、たまにこうして人をかつぐことに快感を覚えたりするので注意が必要です。
ちなみに、甥っ子姪っ子や従姉妹の子供たちにくだらない嘘を教えて、それをいつまで信じているか見ているのも楽しくて仕方ありません。最低な大人です。

はい、16日は龍神と風神に晴天祈願をしてから行きたいと思います。
ワタクシの雨女っぷりは子供の頃から定評がありますので。
おお、いつの間にやら参加者が増えていますね!嬉しい限りです。
ワタクシは柴の知り合いが少ないので、シンバやトーマスでも誘ってみたいと思います・・・。

投稿: 真島サキ | 2006年4月 3日 (月) 13時54分

トーマス母さま

トマ母さまは地元民なのですから「イノシシ」の文字の段階で疑問に思わなければダメですよ!(爆笑)
トリビアではイノシシではなかったけれど、クマはやってましたよね。クマの着ぐるみで。
昴は都会っ子ですから、さすがに飼い主を護ってイノシシと戦うような勇気と気概は持ってないと思います・・・。

小川の事件ですが、ワタクシ昴を保育園に連れて行く途中、ちょうどその逃亡の瞬間を目の前で目撃したんですよ!これはホント。
ワタクシの目の前で、犯人の車が急発進して町田街道に飛び出してきました。危うくぶつかりそうでしたけど、バッチリ犯人の顔も見ました。
ちなみにその後、犯人は自ら出頭したそうですよ~。

投稿: 真島サキ | 2006年4月 3日 (月) 13時59分

バルママさま

うふふふふ、そうですよねえ。「イノシシ?」と思いますよね。
でも途中まででも騙されてくださって嬉しいですわ。
これぞエイプリルフールの醍醐味です。
ただ、実際にこういう場面に出くわした場合、どうなるんでしょう?
昴は・・・イノシシを友達と勘違いして、尻尾を振って近づくか、飼い主を置いて一人で逃げ出すか、どちらかでしょう。
どちらにしてもバカとしか言いようがありません。
トリビアの実験でもそうですが、飼い主を助けるために戦う犬など、そうはいないですよね~。警察犬とかでなけりゃ。
残念ですけど、それでいいのかな。

投稿: 真島サキ | 2006年4月 3日 (月) 19時59分

コカさま

えーっ、そうなんですか?町田の方なんですか!?
そう言えば・・・ブログで見たあの桜並木は、どこかで見覚えがあるような。
ワタクシは学生時代、タヌキを見たことありますね。某団地内で。
ワタクシの車の前を逃げ出すこともなく堂々と歩いてました。こっちはひくわけにも行かないから超徐行運転ですよ。
ハクビシンは最近タヌキに代わって多くなったと聞きますが、まさかうちの市内でも・・・。
まあそれはともかく、同じ市内でしたらいつかお会い出来るといいですね。
でも、昴はハイパーなので未だ爆弾を抱える琥珀ちゃんの足には悪いかな・・・。

投稿: 真島サキ | 2006年4月 3日 (月) 20時04分

ようこさま

あははははははは!!
そうですか、そこまで見事に騙されてくれましたか!
ワタクシ感無量です。嬉しくてたまりません。
まあね、もし知っている柴がイノシシファイトで勝利したら、誇らしく感じるのはわかります。
きっとワタクシも同じことを思うでしょう。
やはり柴は戦ってナンボですね。現代を生きる犬としてフレンドリーであることは大事ですが、それとは別として、やはり脈々と受け継がれる戦う血は失って欲しくはないです。
うふ、来年のようこさんのリベンジを楽しみにしていますわ。

投稿: 真島サキ | 2006年4月 3日 (月) 20時17分

すばるの相棒さま

イヤー!そう言えば北海道の方もいらっしゃったんですよね!
イノシシどころかクマの襲撃がありえるところでは、笑いどころではありませんわな。
いやいやいや、失礼しました。
へえ、アイヌ犬保存会では毎年そんなことをしているのですね。
さすがです。見た目だけではなく、その血に流れる熱き血潮までも重要視しているんですね。
そして、その熱き血潮を受け継ぐすばるくんもやはり、山に入ると犬が変わってしまうと。
昴はどうでしょう。この間うちの近所にある市民の森(小さいけれど)に入ったら、アホのように走り回っていましたけれど。
いつかちゃんとした山に連れて行ってみたいですね。昴の中に眠るイノシシ狩りの血の片鱗を見てみたいものです。

投稿: 真島サキ | 2006年4月 3日 (月) 20時34分

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